大阪中央コンコースの
大きな一時間計砂時計
気になっていた大阪の砂時計の完成品を見学に行ってきた。話しに聞いて想像していた外観よりも素晴らしいものにでき上がっていた。
仕事を終え、夕方7時30分ころ、御堂筋線梅田駅迄切符を買う。「大阪に行きたいのですが、新大阪で乗り換えですか」「・・・」駅員は変な顔をしていた。「大阪のどこへ行かれるんですか?」「JR大阪駅ですが。そこに大丸がありますよね。そこですが、、、」「それじゃ梅田までかって下さい。その上が大阪駅ですから」JR大阪駅が梅田とは知らなかった。
電車に乗ると、新大阪を過ぎて3つ目が梅田であった。梅田で降りて、駅の案内板を見ながら砂時計を探した。大阪コンコースという文字が目に入ってきた。それにしたがって人通りの多い中を急いだ。後10分くらいで回転する。梅雨の蒸し暑さで汗が出た。後少しのところで間に合った。
最初の出会いの印象は、ちょっと残念だった。仁摩町の一年計砂時計を作るときに大変だった砂時計の内部の汚れには神経を使ったのであるが、ここではそれがなされていなかった。最初に飛び込んできたのは、そのことで、砂時計の内部はたくさんの微塵で汚れていた。まだ、ひと月がやっと過ぎたくらいである。これからもっと微塵は発生すると考えられ、汚れはさらにひどくなるであろう。
8時の回転が始まった。通っていた人が立ち止まり、音楽が流れ始め回転する砂時計を見上げていた。兆度回転が停まると手を叩いて感激している人もいた。回転は、私はオーバーランするのかと思っていたが、180度で停まった。上容器の砂は傾いたままである。ちょっと見た目は良くなかった。何分かかるのであろうかと想像した。30分以上はかかると見た。実際は、35分ほど掛かっていた。砂時計の時間からそれが読めた。
砂時計は、その時刻の表示と、5分間隔の表示が電光でなされていた。その時刻が5分の精度で読め、デートの時間測定には十分な精度であろう。ゆっくりとした時間を感じる。現在は、すごい精度で時間が計れるが、その分人の気持ちも変化が大きいかもしれない。余裕の時間があっていいのではないかと、この5分刻みの市蔵るを見て思った。
時計の周りには、20数名の人が待ち合わせをしていた。時々、立ち止まって真剣に見ている人があった。その内の一人が私でもあった。わたしは、何度も砂時計の周りを回って観察した。デジカメを防護ガラスにくっつけて何枚も写真を撮った。皆の様子も撮った。もっと撮りたかったが、2本の電池が切れてしまった。
話をしている人のそばによってどんな話をしているかに耳を傾けたが、周囲がうるさくて聞き取れなかった。時々通過する列車の振動をチェックしてみたが、それにより砂時計の流れが変わっている様子は観察できなかった。
どんな名前になるのであろうか。どこに刻まれるのだろうかと、想像した。私も名前を2件投稿している。採用されるだろうか、と期待薄で待つ気持ちになっていた。
何分待ったのだろうか、若いカップルが砂時計を後にして夜の街に消えていった。
砂時計の全貌。8時20分〜 砂時計を見ながら待ち合わせ 砂時計の前で待ってんのよ どうなってんやろ、、、?7時55分〜 砂時計の全貌。上砂面が斜め、、、 砂時計を説明。粉屋さんかな? 砂時計前でゆっくりと待つ 大阪駅前のビル群 デートです 連通管方式。連通管も汚れている。 回転しているのを見ている 汚れが付着している