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厳島神社(イツクシマジンジャ)銀神輿


 馬路琴ヶ浜の漁業の祭、銀神輿祭が8月15日に行われた。昨日(8/14)、盆踊りでみんなと飲みながら話をしていた時にそのことを初めて知った。仁摩に来て7年になるが、知らなかったということは、何ということかと言う思いがした。

 鵜の島の厳島神社に祭られているご本尊は海津見神であり、ここから銀神輿がでるという。お払いを受けた神輿は、友の港から鵜の島を回って琴ヶ浜に出て、浜を2周して砂外れの近くの浅瀬まで来て、神輿を海に落とし担ぎ手が海の神輿を岸まで運んで、それから漁の安全を願いながら町中を練り歩くという祭である。

 このような荒々しい祭で、けが人が出ないはずはない。これまでに事故もあったという。馬路での担手の年齢も上がってしまい、また人数も少なくなって、一昨年からは海に投げ込むということは止めて、お祓いの済んだ神輿は、陸路を車で運んできて、船の巡回が終わってから、スタートするということになったそうである。また、むかしは、7月15日にやっていたのを、お盆の中日の8月15日にすることになったという。

 銀神輿は、日ごろは、高山の中腹にある乙見神社に置かれているそうである。

 この日は朝から日差しが強く照りつけていた。スチールカメラとデジカメをリュックに入れて、10時からというので9時ちょっと過ぎに家を自転車で出かけた。天河内の坂を上るころには、もう汗が噴きだした。天河内の両側は緑が濃く美しい。夏の蝉が一斉に鳴いている。上り坂のすぐ右下は、JR山陰本線が通っている。薮の中は、葛や白い花のセンニンソウやタカギ(棡)の花が咲いている。それらの花は、遠くから見るとあまり栄えない。しかし、私はその花を見ていると、デジカメで撮った花々の美しさが目に浮かんで、気持ち良い。

 琴ヶ浜に入ると、大勢の海水浴客が夏を楽しんでいた。ちょうど神輿を積んだ車が網屋の方向へ走っていたので、私はその後を自転車で追った。名前の通り銀の玉でできた神輿が置かれていた。花火が揚がって、鵜の島の方から7艘の船が琴ヶ浜に入ってきた。笛の音を響かせながら船は、神輿のある所の近くまで来て折り返し、もう一度やって来て戻っていった。「実際に吹かれているんですか」「いいや、もう今はテープですわ」神楽の演奏は、スピーカから流されていた。

 船の巡回が終わると、また花火が揚がって、神輿が動き始めた。私は自転車で、神輿のあとになり前になり追って写真を撮った。あせびっしょりで、途中でのビールやジュースなどを戴き疲れが癒された。

 その様子を以下に示しました。左か右へ見てもらい、下へ進んでください。


待機している銀玉神輿
大漁旗を靡かせた漁船の巡回
友港へ帰る
巡礼
休憩
草鞋
振舞い
交通整理

馬路琴ヶ浜郵便局より
背景は琴ヶ浜
郵便局前
太鼓のリズム

木屋前-最近まで豆腐屋であり民宿だった。
振舞いの天ぷら、おいしかった!
海水浴客も見学-ヘソピアスの女の子
岩城や民宿、振舞いおにぎり

岩海苔のおにぎり、2個戴いた!
舟津橋へ向かう
舟津橋
友トンネルの手前
友トンネルに響く笛太鼓
友港へ到着
葛蔓のバチ
友港。ここから船が出た
厳島神社への上り道
鵜の島からの友港と高山、城上山
鵜の島からの琴ヶ浜
厳島神社
祈願
御神体-海津見神
お祷り
お供え
氷で冷やされた、お供えの鯛
榊でお祷り
宮司、挨拶。これが最後のお勤め
琴ヶ浜の夏祭り
最盛期の海水浴

9号線に出る土手のカワラナデシコ
ナデシコと蟻
ツユクサ
9号線に出る土手のセンニンソウ

 祭は、12時を過ぎるころまでかかった。馬路には食堂が無いので、家まで戻って食事をとった。

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